【ミニ解説付き】どうする家康「兎と狼」第2話感想(ネタバレ注意)

どうする家康

この記事は2023年度『どうする家康』2話を見た感想記事です。

大河ドラマ大好き・自称戦国歴女がミニ解説やSNSの反応を交えて感想を書いています。

1月15日放送、第2話のタイトルは「兎と狼」です。

放送後一週間は、NHKプラスで無料で見逃し視聴ができます。再放送もあります

ストーリー展開

第2話は、以下のような流れです。

  • 織田軍が大高城へ
  • 大高城からの撤退でピンチ
  • 大樹寺へ逃げ込む
  • 岡崎城へ帰還

【歴史背景の予習記事】

幼少期と、桶狭間の戦いの後の話が出てきました。ドラマでは予習記事のシーンも結構出てきましたが、特に幼少期のシーンは背景が分かりづらかったので参考になると思います。

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第2話の感想とミニ解説

ヘタレの家康がいよいよ松平家当主として覚醒した回でした。

松平家一族の争いを思わせるような描写もあり、歴史好きの人は想像力を掻き立てられたのではないでしょうか。

ストーリー展開に合わせた第2話の感想です。

※この時の徳川家康の名前は「松平元康」ですが、ここでは便宜上「徳川家康」とします

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織田軍が大高城へ

まず最初に、於大の出産シーンで「急がねば」と踏ん張っていた理由が、最後に分かりました。

にするため。

父・広忠の笑顔がひきつっていました

2022年放送の「鎌倉殿の13人」で尼将軍が後見人になった4代目鎌倉殿も同じ三寅なので、前作からの繋がりを少し感じました。

兎年の2023年にこの脚本はうまい!

こういう演出が随所にあって面白いです。

家臣たちの前で竹千代を高々とお披露目する姿は、ライオンキングさながら。

心配ないさー♪

桶狭間の戦いで敗戦したシーンへ。

織田信長が大高城に来たのには驚きましたが、意図を想像すると

  • 家康に脅しをかけるため
  • 家康の様子をうかがうため

といったところでしょうか。

圧倒的な兵力差で有利にも関わらず、大高城を攻めずに様子を見ていた信長。

  • 攻めてきたら、今川家についたとみなす
  • 攻めてこなかったら、迷っている、織田家につく可能性もある

こんな風に考えていたのかなと。

家康軍が逃げず・攻めずにいたことで、まだ利用価値があると信長は考えて撤退したのかもしれません。

大高城で攻めなかったという貸しもできますし。

生かしておけば、使い道もありましょうぞ

織田家人質時代の竹千代も、信長のおかげで命拾いしましたね

人質に出るシーンでは、父からもらった虎のようなおもちゃを持っていました。

そして、家臣の戸田宗光に裏切られて織田方にさらわれてしまう。

戸田宗光、一瞬悪い顔してた

織田方には前田犬千代(利家)みたいなかぶき者がいっぱい。

赤鬼だらけの鬼ヶ島のような雰囲気。薄暗く恐ろしげな織田方で若き信長達の赤がとても映えていました。武田軍の赤備えなんてもっと恐ろしい集団で登場しそう・・・。

竹千代役の川口和空わくくん、どことなく松潤に似てますね。

武術ができる岡田君にあれだけ放り投げられる役は大変そう・・・。

織田家の方々が迫力ありすぎて、竹千代がかわいそうな白兎に見えてきます。

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大高城からの撤退でピンチ

落ち武者狩りに合うのかな?と想像していましたが、まさかの松平昌久が登場。

東京03の角田晃広さん、なんとも悪い表情でした

事前に公式HPの登場人物に松平昌久が載っていたのでどんな風に登場するのかな?と思っていたら、敵兵とは!

鳥居忠吉(イッセー尾形さん)が討たれて亡くなってしまわないか終始心配でした

松平昌久の騙し討ちにいち早くに気づき、身を挺して家康を守った本多忠勝、かっこよかった。

松平昌久を登場させたのはさすがだなと思いました。

ミニ解説

岡崎城は、元々松平昌久の父・松平昌安がいましたが、徳川家康の祖父・松平清康に攻められ奪われてしまいます。

そこから松平清康に従いますが、昌久の代ではのちに三河一向一揆で家康に抵抗の姿勢を見せたり。

また、松平昌久の孫は桶狭間の戦いで戦死。

因縁が重なり、家康が岡崎城に入ることを面白く思わないかもしれないですね

そして、松平家の分家の話にもつながります。

松平家にはたくさんの分家があり、徳川家康は宗家である安祥松平家、松平昌久は分家の大草松平家

※宗家・・・一門の嫡流の家系、本家

特に反発が強かったのが桜井松平家

松平家は宗家の座を巡って長年に渡り分家同士の内紛が起きています。

松平家一族の争いは登場人物が松平だらけでややこしい。

特に、家康の父・広忠の代は弱体化してしまい、他の分家が織田家と手を組み、攻められた広忠は岡崎城を追われることに。

広忠は駿河の今川義元を頼り、岡崎城に戻ることができます。

松平広忠は今川義元に恩があるので、竹千代が織田家にさらわれた時も苦渋の決断で織田方につく要求を断ったのだと思います。

松平一族の争いの様子はこの後の三河平定戦にも関わってくるので、松平家のゴタゴタや三河統一の難しさを匂わせていますね。後に家康がこの松平一族の争いを終わらせます。

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大樹寺へ逃げ込む

登譽とうよ上人が徳川家康を諭し、自害を止めたという逸話がありますが、ここも予想外でした。

祖洞そどう和尚がかんぬきで雑兵を撃退したという逸話は登場するかな?と楽しみにしていましたが、出てきませんでした

怒る本多忠勝

第1話に続き、第2話でも情けない主君への怒りをぶつけていましたね。

腹を切ろうとする家康、それを諭す本多忠勝の構図はまた出てくるでしょう。

ミニ解説

今川家が人質の竹千代に対して行ったのは、実は「むごい教育」だったという話があります。

甘やかして人をダメにするほどの好待遇で、武士として役立たずにすること。

そんな感じのクッションがあるね

臆病に育ってしまった家康は、むごい教育の賜物かもしれません。

とはいいつつ、今川家で名軍師・太原雪斎に教育してもらったという話もあるので実際は分かりませんが。

今川家で臆病なうさぎに仕上がってしまった家康。

一方、赤ちゃんの時に父を亡くし、槍の名手のおじ・忠真ただざねに厳しく育てられた強き本多忠勝(山田裕貴さん)。

情けない主君を介錯しなければいけないくやしさを滲ませていました。

ミニ解説

本多忠勝の父や祖父は、松平清康(家康の祖父)や広忠(家康の父)に仕え、戦場となっていた三河で主君のために戦ってきました。

そして、松平広忠や竹千代(のちの家康)を守るために織田軍と戦った安城合戦で、本多忠勝の父や祖父が亡くなっています。

ちなみに、安城合戦は松平家や周辺豪族の争いに織田家と今川家のもくろみも加わり、織田家対今川家だけでなく松平家の内紛の代理戦争の意味合いも含んでいます。

  • 第2次安城合戦 ・・・ 松平広忠(家康の父)を逃がすため、本多忠豊(祖父)がしんがりを引き受け討死
  • 第3次安城合戦 ・・・ 織田方にさらわれた竹千代(のちの家康)を取り戻す狙いもある戦いで、本多忠高(父)が討死

しんがりは危険な任務。

本多忠豊の息子・忠真も後に家康を逃がすためにしんがりで討死することを考えると、親子そろって忠誠心がすごいけど切ない

ふざけるな!

本多忠勝にとっては、主君のために必死に戦った父や祖父への敬意や、死を無駄にするなという怒りがあったのかもしれません。

厭離穢土おんりえど欣求浄土ごんぐじょうど、けがれたこの世を離れ極楽浄土へ、と唱える家康。

この世は地獄

弱ければ死ぬだけじゃ!

そうじゃ、その眼じゃ

織田家で過ごした地獄の日々は、弱い兎のままではこの地獄では生きていけないという織田信長なりの教育だったのかもしれない、と気づいたような表情の家康。

本多忠勝の怒りや織田家人質時代の記憶から、うさぎではなくとしての自分を少し思い出したのでしょう。

たぶん最終的にはたぬきになりますが

榊原康政の「厭離穢土欣求浄土」

大樹寺で勉学に励んでいた、後の徳川四天王の一人・榊原康政(杉野遥亮さん)が新キャラで登場!

新キャラの登場のさせ方が本当にうまいです。

大樹寺で勉強していた子どもの一人にすぎなかったであろう榊原康政がどのように登場するかは楽しみの一つでしたが、「厭離穢土おんりえど欣求浄土ごんぐじょうど」の話と絡めて出てきたことでドラマチックな出会いとなりました。

飄々とした生意気そうなインテリ男子でしたね

「厭離穢土欣求浄土」の本当の意味を知り、幼少期の戦乱に振り回された家康が戦う意味に気づき、目覚めた瞬間だったのでしょう。

三河守る

最後は、三河の英雄であった祖父・松平清康を彷彿させるような勇ましい姿でした。

家康が当主として目覚めた時の本多忠勝は少し嬉しそうにも見えました。

「主君を守りたい」と思っていたら、逆に「守る」と言われキュンとしちゃったかな、忠勝

衰退していた松平家当主の岡崎城帰還は、三河家臣たちにとってはさぞ嬉しいことでしょう。

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全体の感想・雑談

最初のシーンが最後に分かるという面白さや工夫を凝らした演出がたくさんありました。

回想シーンにもちゃんと意味がある。

桶狭間の戦いも幼少期も徳川家康を語る上で大事な場面ですが、この2つのシーンをよくこんなにうまくつなげたなと驚きです。

竹千代から見た織田家はまさに地獄の様な雰囲気でしたが、信長にとってはかわいい弟のような存在で嬉しそうでした。

母に愛されず「うつけ」と陰口を叩かれてきた信長にとって、母と別れ父に見放された竹千代を放っておけなかったのかもしれない。

もしそうなら信長の愛がドS過ぎて重たいけど

通説と異なる部分もあるかもしれないですが、歴史好きも楽しませてくれる工夫もしっかり込められている気がしています。

見どころツッコミどころ満載の第2話でした。

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紀行で出てきた岡崎城は1月21日に大河ドラマ館とともにリニューアルオープン。

どんな風になったか楽しみです

岡崎城の近くには、舞台となった大樹寺もあります。

中に入ることができて歴代松平家・徳川家の位牌も拝むことができるので、岡崎城に遊びに行く際は合わせて巡ってみて下さい。

大樹寺の御朱印はやはりこの言葉

SNSの反応

眼鏡がないと分かりづらい方々(むしろ彼らの本体)。

特に野間口さんは、言われないと分からなかった!

芸が細かい!どんな絵が登場するのか毎回楽しみです。

ひょの(笑)

字幕が忠実すぎてやっぱり分かりづらい。

2話にして少し慣れてきました。

登譽上人を演じた里見浩太朗さんは水戸黄門もやられていましたね。

確かに、江戸時代なら印籠が出てきて「ははーっ!」で解決できそう。

武田四天王の一人・山県昌景(橋本さとしさん)が武田信玄ごしに登場しました。

勝頼含め、武田家のメンツが激濃!

でも、松潤家康も岡田信長も濃さでは負けてないかも。

2020年放送「麒麟がくる」では徳川家康に焦点が当たる場面が多かったので、「どうする家康」と比較する人は多いかもしれないですね。

比較的親織田家の麒麟竹千代と、反織田家のどうする竹千代から見た織田信長像の差が激しい。

すでに漂う魔王感。

同意、今の所素直に面白いです。

「絶対ないとも言い切れない」というドラマチックな脚色も踏まえて、歴史を楽しむ心を持っていたい。

ちなみに、Twitterでは「どうする家康」をBLや乙女ゲームとして楽しむつわものが多数湧いております。

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