この記事は2023年度『どうする家康』5話を見た感想記事です。
大河ドラマ大好き・自称戦国歴女が気になった事や感想を書いています。
2月6日放送、第5話のタイトルは「瀬名奪還作戦」です。
【📝2分でおさらい】
— 大河ドラマ「どうする家康」 (@nhk_ieyasu) February 7, 2023
第5回「#瀬名奪還作戦」
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「服部一党を送り込みまする」
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本多正信(#松山ケンイチ)は
服部半蔵(#山田孝之)と瀬名奪還作戦に臨むが…
第5回 再放送は
【2月11日(土)13:05 総合】
▼ 見逃し配信
【2月12日(日) 20:44 まで】https://t.co/g9vTjb0hXW#どうする家康 pic.twitter.com/LLIoGdmRcK
放送後一週間は、NHKプラスで無料で見逃し視聴ができます。再放送もあります
ストーリー展開
第5話は、以下のような流れです。
- 嫌われ者・本多正信の策
- 服部半蔵の葛藤
- 幽閉される関口家
- 今川館に潜入
- ミッション失敗
【歴史背景の予習記事】
今回はなし
第5話は、ほとんど創作の話でした。服部半蔵にまつわるエピソードが中心でした
※この時の徳川家康の名前は「松平元康」ですが、ここでは便宜上「徳川家康」とします。
第5話の感想とミニ解説
本多正信(松山ケンイチさん)と服部半蔵(山田孝之さん)が初登場。
服部半蔵といえば、忍者!
いや、二代目の服部半蔵は徳川家に仕える武士。
ただ、忍者と聞くと無条件でワクワクしてします。
「忍者」というのは後世の呼び方で、この時代は「忍び」や「素破(すっぱ)」等と言われるようです。
今川家で人質になっている瀬名たちの奪還ミッションに、初登場の2人が挑みます。
嫌われ者・本多正信の策
瀬名や子供を今川家からどう取り戻すか、案が浮かばない家康と家臣たち。
そこで出てきた本多正信。
【🔎今夜の”初”登場人物】
— 大河ドラマ「どうする家康」 (@nhk_ieyasu) February 5, 2023
◆ 徳川勢 ◆#本多正信⦅#松山ケンイチ⦆
胡散臭く、無責任な進言をする家臣団の嫌われ者。
常識にとらわれない発想で、
家康の小さな野心を刺激する。
やがて天下取りに欠かせない男に。
▼ 正信を取り巻く徳川勢を詳しくhttps://t.co/TH0kuMeE2v#どうする家康 pic.twitter.com/USl7pnOfyV
三河家臣団にかなり嫌われている様子です。
大久保忠世だけは、本多正信を気にかけていそうです。さすが、中身も色男(自称)
我ら本多家とは縁もゆかりもない輩
あれは偽本多じゃ!
一応、本多忠勝や本多忠真とは遠い親戚にあたりますが、それすら嫌なのですね。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄◥
— 大河ドラマ「どうする家康」 (@nhk_ieyasu) February 5, 2023
イカサマ師・本多正信
(#松山ケンイチ)登場!!!
◣___________
得意の騙りで早速
家臣団のイラ立ちは最高潮
胡散臭さ全開の態度だが
正信の策なら瀬名を救出できる…?
▼ その”策”とはいったい…https://t.co/ZEFeUxhrYg#どうする家康 #切り抜き大河 pic.twitter.com/rwX8hYpAan
人を小馬鹿にしたような物言い。
普通はなかなか言えないようなことも、自信満々に平然と言ってしまう。
真面目な三河家臣団の中では異質な存在かもしれません。
特に武闘派から嫌われたようです。
石川数正めちゃくちゃ睨んでた
出てきた策は、忍びを使って瀬名たちを今川家から盗み出すというもの。
え!いきなり駿府の今川館へ??
服部半蔵の葛藤
服部党をよみがえらせるという本多正信の提案に、渋る服部半蔵。
服部半蔵、終始憂いを帯びた表情です
忍びはやるな というのが父の遺言じゃ
武士として生きたい服部半蔵。
しかし、服部党を従える服部半蔵としての宿命を負う立場。
二代目服部半蔵としての葛藤を抱えながらも、本多正信に言いくるめられて瀬名を奪い取るミッションを受ける事になります。
服部半蔵の合図に反応し、穴熊の遠吠えで集まる忍びたち。
穴熊の遠吠えシーンは、オープニング曲で忍び達が目覚めるような雰囲気で、グッときました。忍者の住処っぽい仕掛けが見られてワクワクします。
何かが始まりそうな期待感があって、心躍るシーンでした。
穴熊、動物のアナグマっぽく目の周りが黒くなってる
二代目半蔵殿が、一党を日々鍛え続けておりまして
腕は全く衰えておりません
平然とほらを吹く本多正信。胡散臭いと言われても仕方ないですね
幽閉される関口家
瀬名や関口家が幽閉状態に。
竹の柵で囲われ、厳重に監視されています。
瀬名たちは今川家からの脱出を決意します。
家康を討てば解決すると考えているお田鶴と、岡崎に行くと決めた瀬名。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄◥
— 大河ドラマ「どうする家康」 (@nhk_ieyasu) February 6, 2023
『実は…』
お田鶴(#関水渚)と瀬名の絆
◣____________
お田鶴と瀬名は幼少からの友人
囚われの身である瀬名に寄り添い続け
打ち明けられたのは…
▼ 瀬名の本当の秘密とはhttps://t.co/nranoMwEGO#どうする家康 #切り抜き大河 pic.twitter.com/A7fVQQvbNX
瀬名はお田鶴を警戒していました。
虫歯が痛いとごまかす瀬名、かわいい
岡崎城では、本多正信と服部半蔵は失敗するだろうとからかう者も。
命懸けで働いておる者を笑うな!
日曜日の夜にこの言葉は響く
こんな危険な策、誰もやりたがらないはず。
あてにならない者たちかもしれないけれど、やれるかやれないか分からない任務を命懸けでやろうとしてくれる者たちをバカにするのは許せなかったのでしょう。
それにしても、武装した服部党はかっこ良かったです。
穴熊、ジャック・スパロウみたいな雰囲気だった
過去の大河ドラマでも忍びは度々登場しましたが、どちらかというと農民などに紛れるような格好だったり、スパイとしての登場が多かった印象。
忍びの集団として、こんなにかっこよく登場したことがあったでしょうか(私が知らないだけかもしれませんが)。
今川館に潜入
瀬名達を連れ出すために潜入しようとする服部党。
しかし、なぜか見つかってしまい、鵜殿長照に攻められてしまいます。
服部半蔵をなんとか逃がすため、背中を貸す穴熊。
しかし、鵜殿長照に討ち取られてしまう。
【🔎今夜の注目登場人物】
— 大河ドラマ「どうする家康」 (@nhk_ieyasu) February 5, 2023
◆ 今川勢 ◆#鵜殿長照⦅#野間口徹⦆
今川家の重臣で #お田鶴 の兄。
第1回で家康たちが”お味方”として命がけの兵糧入れで助けた武将。今度は今川に敵対した家康たちに立ちはだかる…
▼ 鵜殿長照を取り巻く今川勢を詳しくhttps://t.co/HM9r4ErhDd#どうする家康 pic.twitter.com/6ZjyCffefi
穴熊がやられて動揺する服部半蔵の目つきがすごく良かった。
目しか出ていない忍びの姿で、感情を語る演技が素晴らしかったです
大鼠(千葉哲也さん)も、服部半蔵を逃がすために敵の前へ飛び出してしまいます。
やはり、敗走時に身を挺して主君や仲間を逃がす話は胸が締め付けられる。
三方ヶ原の戦いとか、想像しただけで辛くなるんですが・・・。
忍びは銭の為に働く卑しき者だと思っていたけれど、妻子の為に命懸けで働いていたことに気づく。
くせ者は追い払ったと関口家に伝える鵜殿長照。
本当によかった。田鶴に打ち明けてくださって。
私はただ・・・お田鶴様だけにはお別れを言いたいと思って・・・。
おかあさぁぁーーーーん!何してくれてるのーーー!!
愕然とする関口家。こんな絶望を見せつけられるなんて・・・。
今川義元という強い主に守られ、戦国時代の厳しさが分からずにいた箱入りの巴やお田鶴。
乱世に翻弄され、「妻や子は打ち捨てなされ」と言ってしまう戦国の女性・於大の方とは危機感の違いを感じます。
冒頭に登場しましたが、於大は気持ちがだいぶ前のめりなので家康が少し引いていました。瀬名が岡崎に来れたとしても、於大とうまくやっていけるのかな・・・
関口家が回を追うごとに悲劇的な状況になり、つらすぎます。
ミッション失敗
関口家への寛大な処分を嘆願するお田鶴。
黙っていた鵜殿長照、もしかしたらお田鶴と同じ気持ちもあったのかなと思いました。
あの今川氏真に妹がそんな進言をしたら止めそうだけど。
桶狭間の戦いで、飢えに苦しんでいた大高城に命懸けで兵糧を運んでくれた恩を感じていた、と思いたい
終盤は
- 瀬名奪還の失敗
- 関口家のさらなる悲劇
- 仲間を失った服部党
悲劇が重なり、かなり重かったです。
追い詰められた状況で、本多正信が再度提案します。
万策つきた家康にとって、これが最後の賭け。
失敗を経験し、忍び達の思いを託され、服部半蔵の忍びに対する意識が変わったように感じます。
全体の感想
「瀬名奪還」というテーマでしたが
- 服部半蔵の葛藤
- 瀬名や関口家のさらなる悲劇
となっていました。
次回の上之郷城攻めにまつわる人物も5話で大集合しているので、忍びを使ったという逸話がある上之郷城攻めが俄然楽しみになります。
それにしても、創作のストーリーで人物の心情にスポットを当てるのがとてもうまい。
それが、史実を見せ場として盛大に盛り上げていく要素となる。
創作が多いと史実からかけ離れてしまうのではないかと心配になりますが、史実へうまくつながっていくので驚きます。
そして、エンターテイメント性に振り切った演出も多く、視聴者を大いに楽しませてくれます。
忍びを呼び出す合図とか、遠吠えで招集とか、脚色だとは思いますがワクワクします。大河ドラマとして新しさを感じます。
今回は家康の出番は少なかったですが、泣かなくなったし殿として少しずつ強くなっている気がします。
服部半蔵は泣いていましたね。半蔵は頭としてまだまだ未熟で「どうする」が始まったばかりなのかも。
服部半蔵、徳川家康、今川氏真とみんな代替わりの苦悩と戦っています
強烈なインパクトを残して散っていった、服部党の大鼠や穴熊たち。
まだこの後たくさんある戦でも活躍してほしかったけど、早くもロスになってしまうほど魅力的でした。
本多正信も胡散臭いですが、口がうまくて押しが強い、堂々と言いくるめるので「本当になんとかなるんじゃないか」と思わせるスキルが高そうです。
本多正信と服部半蔵という意外な組み合わせでしたが、この2人と服部党がいたら本当に瀬名を奪還できてしまうんじゃないかと思わせてくれるような存在感でした。
次回は、瀬名奪還のために上之郷城を攻めます。
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