【かわいい子役が登場】過去のNHK大河ドラマで印象的だった幼少期の人質シーン4選

過去の大河ドラマ

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2023年NHK大河ドラマ「どうする家康」の主人公、徳川家康

子供時代は14年もの人質生活を送っています。

しかも、織田家で約2年、今川家で約12年。

「どうする家康」でも6歳(満年齢だと4~5歳)で竹千代(徳川家康の幼名)が旅立つシーンが登場するかもしれませんが、親としてはつらいシーンになるのではないでしょうか。

過去の大河ドラマでも幼少期の人質シーンがたびたび登場します。

特に印象的だった幼少期の人質シーンを紹介します。

幼少期を演じるかわいい子役達が登場するのも、大河ドラマの楽しみの一つです

ちなみに、幼少期が何歳までというのは明確な範囲がないようですが、ここでは小児の範囲である11歳までを目安とします。

※筆者は2000年から大河ドラマを見始めたため、2000年代放送の戦国時代が舞台の大河ドラマをメインにまとめています。

戦国時代、子供の人質はよくあった

裏切りの多い戦国時代は、忠誠や同盟の証として子供などの家族を人質に出すことはよくありました。

政略結婚としての人質の場合もあります。

徳川家康は松平家の嫡男ですが、次男以降の嫡男ではない子が人質に出されることが多かったようです。

子供を人質にとれば、もし裏切ったら人質は殺されてしまうので、相手は裏切れなくなるからです。

「あなたを裏切らないよ」という証明のためなんですね

有名武将では、真田幸村(信繁)、真田昌幸、浅井長政、黒田長政なども幼少期人質に出されています。

真田幸村(信繁)は4~5回、人質に出されたとも。

真田幸村(信繁)

生き残りのため、したたかに主君を変えた真田昌幸が父なので、裏切らないかと相手に疑われたのかもしれません。

真田昌幸

真田家の次男坊も大変です

印象的だった幼少期の人質シーン

過去の大河ドラマで印象的だった幼少期の人質シーンを紹介します。

知らない土地でけなげに暮らす小さな人質の子のシーンは、思わず親目線で見てしまいます。

麒麟がくる:竹千代

2020年放送のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』では、徳川家康の幼少期の竹千代が登場します。

徳川家康の幼少期を詳しく知りたい方はこちら

大人になった徳川家康を風間俊介さんが演じていますが、幼少期の竹千代は岩田琉聖りゅうせいくんです。

岩田琉聖くんの竹千代の演技が素晴らしく、絶賛されていました。

さみしそうに干し柿を食べる姿とかすごくかわいかったです

主人公の明智光秀(キャスト:長谷川博己さん)は美濃の斎藤道三に仕えており、斎藤道三と同盟を組んでいる尾張の織田家に派遣されるシーンがたびたびあります。

その際、織田家の人質になっている竹千代と出会います。

織田家で孤独に耐えながら過ごす竹千代。

われを三河の刈谷まで連れて行ってくれぬか
母上がおられるのじゃ、母上の元へ行きたい

小さな竹千代がこんな風に頼むシーンはなんとも切ない。

お母さんに会いたいよね

暗い表情の多い竹千代ですが、織田信長(キャスト:染谷将太さん)に懐いていたと思えるような場面も。

今川家との人質交換の話が持ち上がる際は、幼いながらも徳川家康の片鱗をのぞかせるような野心も垣間見えます。

「どうする家康」で登場する竹千代と見比べてみるのも、面白いかもしれないですね。

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天地人:道満丸

2009年放送の大河ドラマ「天地人」、主人公は上杉景勝の重臣・直江兼続

幼い子供の人質シーンが登場するのが、御館おたての乱の最後に登場する道満丸どうまんまるです。

道満丸の登場シーンは少ないですが、小さな人質としてはあまりにも悲しい運命で、衝撃的でした。

御館の乱とは、越後(現在の新潟県)の最強武将・上杉謙信が亡くなった後に起こる、上杉景勝と上杉景虎という兄弟同士の後継者争いです。

越後だけでなく、関係する他の国を巻き込んで大きな争いになります。

御館の乱をもう少し詳しく知りたい方はこちら

御館の乱は、最後に景虎が降伏し、景勝と和睦することに。

「景虎」と「景勝」、ややこしいな

和睦の証として 上杉景虎の子・9歳の道満丸が上杉景勝方へ人質に出されることになります。

道満丸は、景虎がいる御館を出発し、景勝がいる春日山城へ向かいます。

心細そうな道満丸が道中で母を思うシーンはいたたまれない気分になります

しかし、道満丸は道中で襲われ、殺されてしまう。

こんなのかわいそすぎるよ

道満丸の死で和睦は破綻し、再び戦いを始めてしまう景虎ですが、景勝軍に御館を総攻撃され景虎は敗北します。

そこからの景虎の没落っぷりは、ただただ無念です。

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軍師官兵衛:松寿丸

2014年に放送されたNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」、主人公は黒田官兵衛(キャスト:岡田准一さん)。

その息子の松寿丸しょうじゅまるが10歳で織田方へ人質に出されます。

松寿丸は、のちの黒田長政です。

関ケ原の戦いでかぶっていたと言われる一の谷形兜が有名ですね。鉄板みたいな。

黒田長政

大河ドラマ「軍師官兵衛」では松寿丸のシーンがたくさんあり、キラキラした愛らしい笑顔に終始癒されます。

かわいい松寿丸に会うために「軍師官兵衛」を見ていたと言っても過言ではないかも

歴史背景

松寿丸の父・黒田官兵衛は、播磨(現在の兵庫県)・御着ごちゃく城の小寺政職まさもとに仕え、黒田家は姫路城の城代でした。

※城代:城主がいない間、代理で城を管理する者

小寺政職織田信長に味方していましたが、当時の信長は「信長包囲網」と言われるくらい周りが敵だらけの状態。

味方が裏切らないよう、織田信長は小寺家など播磨国衆の息子を人質に出すよう要求します。

小寺政職は、病弱な息子を人質に出すことを拒否。

代わりに松寿丸が人質に出ることになります。

「軍師官兵衛」では、小寺政職(キャスト:片岡鶴太郎さん)が本当に憎たらしいんですよ

特に見どころなのは、松寿丸が自ら人質になると決めたシーン

子供だと思っていた松寿丸が、「人質になる」と申し出ます。

黒田の家を救いとうございます。

父上をお救いしたい。

松寿丸の母・てる役の中谷美紀さんの悲しむ演技が素晴らしく、泣けるシーンです。

人質に出てからは、松寿丸が登場するたびに泣けてきてしまいます。

寂しさを隠しておりこうさんでけなげに過ごす姿にどうしても親目線になってしまう

人質生活の途中で、父・黒田官兵衛が織田信長を裏切った荒木村重に寝返ったと勘違いされ、松寿丸は信長に処刑されそうになります

しかし、黒田官兵衛の盟友・竹中半兵衛が松寿丸をかくまったことで、松寿丸は命を助けられます。

黒田官兵衛が寝返っていない事が分かり、松寿丸は官兵衛の元に戻ることができます

松寿丸が戻ってくるシーンも泣けるんですよ

このかわいらしい松寿丸を見るためだけでも、「軍師官兵衛」を見る価値があると思う程。

松寿丸がかわいすぎて、成長して黒田長政(キャスト:松坂桃李さん)になったシーンはさみしさを覚える程でした

松寿丸を演じた若山耀人きらとくんは、「軍師官兵衛」の中で黒田官兵衛の幼少期・万吉も演じています。

「軍師官兵衛」では、若山耀人くんのかわいらしい姿をたくさん見ることができます。

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鎌倉殿の13人:源義高

2022年放送のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、主人公は源頼朝に仕えた北条義時(キャスト:小栗旬さん)。

鎌倉時代の源平合戦の最中、京から平家を追い出した源氏の木曽義仲きそのよしなか

木曽義仲

その息子・11歳の(木曽)義高が源頼朝に人質に出されますが、義高も悲しい運命となる人質です。

歴史背景

源義高の父・木曽義仲は、源頼朝のいとこです。

この時、源氏は平氏追討をかかげていました。

以仁もちひと王の「平家を討て」という号令で、木曽義仲は京にいる平氏を討つため京へ動き出します。

特に、俱利伽羅峠の戦いは有名です。

その最中、木曽義仲は源頼朝と敵対した者を庇護したことで、頼朝からある疑いを持たれます。

「木曽義仲が源頼朝を攻めるのではないか」と。

源頼朝は、「敵対する気がないのなら、その証拠に息子の義高を人質に出せ」と木曽義仲に要求します。

平家追討の前に源氏同士で争うわけにもいかず、やむを得ず息子の義高を人質に出します

表向きは源頼朝の娘・大姫許嫁いいなずけとして鎌倉に来させます。

大姫はこの時6歳。

頼朝は将来義高と大姫を結婚させるつもりだったとされています。

木曽義仲は京に入って平家を追い払うことに成功します。

しかし、のちに義仲は後白河法皇から敵視され、京を追い出されることに。

木曽義仲は源頼朝の軍に追われて討たれてしまいます。

せっかく平家を追いやったのに・・・

源頼朝は、鎌倉で人質となっている木曽義仲の息子・義高の殺害を決めます

義高は逃亡しますが、見つかって討死してしまいます。

木曽義仲、義高親子はイケメンだったと言われています。

「鎌倉殿の13人」では、源義高を歌舞伎俳優の8代目市川染五郎さんが演じ、その美男子っぷりが話題になりました。

ドラマでも、大姫だけでなく北条政子までイケメンの義高にぞっこんの様子でした。

特に印象的だったのが、義高が討たれてしまいショックを受ける大姫(キャスト:南沙良さん)。

食事ものどを通らず憔悴してしまいます。

その後、大姫には公家の一条高能との縁談の話が入りますが、大姫は「そんなことをするなら、身を投げてやる!」 と言って拒絶したため、縁談はなくなります。

ドラマでは、源義高(冠者かじゃ殿)を亡くした大姫が精神的におかしくなってしまう様子が描かれています。

幼いながらも想い合っていた二人の悲しい結末です。

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まとめ

幼くして人質になってしまった子供たちが懸命に生きる姿は、ついつい親目線になって見てしまいます。

おりこうさんに頑張るかわいい子供たちの姿を見てみませんか?

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